个园(Ge Yuan Garden)
日本語表記:個園
清の嘉慶年間に造営された
全国四大庭園のひとつ「个园」。
塩の専売で財を成した黄至筠が
私邸として造園した庭園です。
黄至筠は竹の持つ固・虚・直の性質が、
節操、高潔と言った
君子の徳に通じるものとして特に愛し、
園内に多くの竹を植えると共に
竹の形が「个」の字に似ていることから、
この名を付けたんだそうですよ。
个园は前記事でご紹介した
扬州东关街の通り沿いに入口があります。
入園料は30元(日本円で約600円)。
受付でお支払いしてから入園の運びです。
案内図の南側(下側)が住居。
北側(上側)が庭園になっています。
入口(南側)から最初に現れるのが住居。
黄至筠の私邸だと思われる。
とにかく広く贅を尽くした造りです。
ひとしきり私邸を見終え
歩を北側へ進めると、
素晴らしき庭園が現れます。
現在でも園内に多くの竹が
植わっていますが、
当時植えられた数百種類の
竹の多くは残っておらず、
代わりに築山がこの庭園を代表し
全国に名が知られています。
園内の築山はそれぞれの
異なる石を用いることで、
春夏秋冬の景色を再現しており
別名 四季假山と呼ばれます。
石の使い方に優れ
それぞれに異なる色合い、
感触の石を様々に積み重ねることで
生気にあふれた春、
江南の透き通るような夏
高い空に連なる山々が映える秋、
純白の雪に覆われる冬を
巧みに表しています。
園内を一周することで、
江南の四季を体感することが
出来る仕組みになっています。
世界遺産を構成する史跡のひとつ个园。
面積は2ヘクタールあり、
独特の姿を見せる
太湖石を巧みに配置した築山で、
四季を表現した技術は
まさに名園の風情と言えます。
中国の国家重点公園にも選出とな!驚
この規模の私邸なんて
羨ましいにも程がある(*-ω-)(-ω-*)ネー
揚州市へお越しの際は是非お立ち寄りを。
个园(個園)について
个园(Ge Yuan Garden) | |
住所 | 揚州市广陵区盐阜东路10号 |
問い合わせ | – |
公式サイト | 大众点评 个园 |
地図 |
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